カリニスとエングという二体の鋼精霊を操る精霊使いだが、実戦経験が余り無い。
フリウ編とミズー編の両方を行き来する人物でもある。そのため双方で主人公と関わることになるが、ともに評価は散々であり、彼女のいるところ=厄介事という認識がそれぞれの主人公の中に存在した。登場するたびに吹っ飛ばされていることが多い。
念糸の効果は「斬る」。念糸で触れたものを切断する。生命体に対して用いることは皆無であり、もっぱら自分の武器を作り出すためにこの効果を用いることが多かった。
黒衣の候補生だったが、訓練課程で脱落しそうになるところを弟帝に目をかけられ彼に拾われる。そのためか黒衣に対して強いコンプレックスを抱いており、何よりも任務達成によって自分が国にふさわしい人間であることを証明したかった。しかし彼女に与えられた任務はつまるところ使い捨ての時間稼ぎの駒であった。自身もそれを把握していたようであり、後半ミズーに叩きのめされるなど鼻を折られてからは少しだけ考え方を変える。
鋼精霊とのつながりが強く、家族や仲間のようなものとして接している。カリニス・エングを「最強の精霊」と言ってはばからず、また彼らがいなくなることを恐れてもいる。主に鎧と武具として変形させることが多いが、彼女が気絶することも多いため彼らが訓練で得た習性に従い行動することも多い。鎧は毎回形状が異なり単行本には未収録のデザインなども存在する。
その未熟さで物語の途中、さんざん窮地に陥ってはリスやミズーに痛罵されるが、鋼精霊の片割れを帝都崩壊の中で失いつつも彼女自身は物語の最後まで生き残り、アマワを退けたフリウとともにハンターとなる。フリウよりもハンター仲間のマデューと関わることが多く、何かとぶつかっては殴り合いのけんかをしている。