硝化の森のほとりにある辺境の村で、左目に水晶眼と呼ばれる非常に貴重で強固な天然の水晶檻を持って産まれた。白髪に近い色彩の髪を持っている。その水晶眼には魔神の一つである破壊精霊ウルトプライドが封じられている。また、念糸を扱う事が出来る(能力は「捻じる」)。
8年前、6歳のときに警衛兵立会いの下、水晶眼に入っている精霊を調べようとしたが、精霊が暴れだし死亡者が出てしまう。この事件で両親を含めた18名の犠牲者を出すが、サリオンが報告書を改竄したためフリウの罪になることはなかった。それ以降は村八分にあい、たまたま村に立ち寄ったベスポルトに引き取られ、村はずれでささやかに暮らしてきた。
性格はいたって普通の素直な子供。田舎育ちゆえに町や帝都を物珍しそうに眺め、またある種のあこがれも抱いていた。スィリーに対して時に辛辣だったり、ちゃっかり者な面や努力家な面もある年相応の少女である。
しかし、ハンター生活が長かったためか思いのほかトラブルには強く、いざという時の意志力は年不相応に強い。また己の力に思い悩むことも多く、作中ではさまざまな思惑に翻弄される中で幾度も涙を飲んできた。特に、「命を奪う」「力を振るう」ということに対しての考え方は非常に厳しく、ある時のハンターパーティーの内部闘争では本気で怒りを見せた。
ウルペンの襲撃によってベスポルトが死んだと早合点したフリウは自暴自棄になり、2度目の暴走を起こしてしまい27人の死者を出す。結果、大量殺人により指名手配されることになる。
村を追われ、帝都へ送られるためにふもとの町へと連行される。しかし、サリオンの助けもあり街を逃亡し、以降は指名手配犯として追われながら父のいる帝都を目指す。その中でリス・オニキスの指南の下、精霊使いとしても熟達し本来不可能に近い「複数の対象を念糸で把握する」技能を習得する。また後の仲間であるラズなどのハンターらと出会い、徐々に人間として成長していく。
帝都でのリス・オニキス、父の死によってアマワと戦うことを決意し、硝化の森の最奥を目指す。アマワに対抗できた数少ない人間であり、イーシス・オニキスからはアマワに立ち向かう同志として認められた。
もう一人の主人公であるミズーとは数度しか顔を合わせていないが、非常に強い影響を受けていた模様である。
物語終了後、マリオやアイゼンたちとハンターのチームを組んで活動する。